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柿の記憶

 2019-11-25
子供のころの原風景として柿の実がなる風景があります。
奈良の田舎(法隆寺の隣り村)に育った私の家では秋になるとおやつは柿。
以前にあった家は明治時代に建築された平屋建てで家の中庭に大正時代の柿の大きな木がありました。
学校から帰ってくるとその柿の木に登って、柿をかじりながら遠くの山(大峰山脈)をながめたものです。
大峰の山とのつながりはここにあります。
話は元に戻りますが、今の家に建て替える時その木は倒されましたが接ぎ木という方法で裏庭にある柿の小木に
引き継がれ、今は姿は変われどおいしい実をたわわに実らせています。
そんな子供のころの記憶から柿の木には愛着を覚え、他府県の山奥で見かける柿には自然とレンズを向けてしまいます。
たぶん、この柿の木を作っていた方もいなくなり、またおやつとして食べられることもなく冬が来る前に熟柿となったり
鳥の食料となっているんでしょうね。
残り柿に雪、間もなくそんな季節となります。

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カテゴリ :山村の風景 トラックバック(-) コメント(-)
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